あさひ木材株式会社

日本の伝統工芸とも言える木造住宅は、昔から大工さんが手作業で木材を刻んで加工して組み立てていました。「仕口」と呼ばれる木材の接合技術や、木材の大きさを適材適所に配置する技術は、大工さんの長年の経験とそれに基づく勘を頼りに作られていました。その技術は世界的にも非常に評価の高いものとなっています。しかし近年、新築住宅建築の増加と大工さんの相対的な減少もあり、施工期間の短縮やコストの削減にもなる「プレカット」と言われる機械での加工が主流となってきています。

「プレカット」とは、大工さんが行っていた手作業をそのまま機械で加工する業種です。設計士がコンピュータにより材料の割り振りや加工形状を入力し、そのデータに応じた加工を数種類の大型機械を使って加工しています。日本のお家芸とも言える精密機械は、大工さんの10倍以上のスピードで0.1㎜単位で正確に加工します。また、部材の長さ、大きさをコンピュータ管理しておりますので、材料の仕入れの効率化と、長さを切りそろえた後の余計なゴミを限りなく少なくすることができます。そして、現場での細かな作業をする必要が無いので、騒音や粉塵などで周囲に迷惑をかける心配が無くなります。